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循環型農業から生まれた全国初の「オリーブ牛」

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瀬戸内海に浮かぶ香川県・小豆島。日本のオリーブ栽培発祥の地として知られるこの島で、全国初の「オリーブ牛」が誕生した。オリーブ牛は、オリーブオイルを搾油した後の搾り果実を加工した飼料を、讃岐牛に出荷の2か月以上前から与えたもの。オリーブに含まれるオレイン酸の働きで、肉の旨味と軟らかさが増し、通常の牛肉と比べて脂身がさっぱりしているのが特徴。抗酸化作用も期待されており、ヘルシー志向の女性にも好評だ。「一番苦労したのは飼料づくり」と話すのは、オリーブ牛の肥育を発案・成功させた小豆島の畜産家・石井正樹さん。オリーブは、その実からオイルが採れるのはわずか1割程度。残った搾り果実の処理は、オリーブ農園にとっても長年の課題だった。それを有効利用することで、香川県ならではの牛肉がつくれないかと思いついたのがオリーブ牛だ。「牛のたい肥でオリーブを育て、その実の搾り果実を牛のエサにする。将来的にはオリーブ野菜もつくりたい」と、石井さんは循環型農業への可能性にますます意欲的。香川へ行くなら、讃岐うどんと併わせて味わってみたいご当地ビーフだ。

photo : Yusuke Abe
text : Chizuko Konishi

讃岐三畜銘柄化推進協議会

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