ソトコト ソーシャル&エコ・マガジン

福岡伸一の生命浮遊

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vol.165 DNAのシャッフリング

同じ父親と母親から生まれているのに、どうして兄弟姉妹でここまで容姿や性格が違うのか、なんてことがよく言われることがある。しかしそれは精子と卵子にDNAの情報がどのように分配されるかを知れば、違っていて当然のことだと納得できる。

vol.164 情報シャッフリング

精子がもたらす父方からのDNA情報量を50、卵子がもたらす母方からのDNA情報量を50、合わせて100の情報量が受精卵として合体して新しい生命がスタートする(正確にいえばX染色体とY染色体に情報量の差異があるのだが、これまた別の機会に述べることにしたい)。

vol.163 情報の分配

私たちヒトは、多細胞生物である。脳細胞、皮膚細胞、筋肉細胞、膵臓細胞など、姿形が異なるさまざまな細胞が役割分担をして、私という一個体の身体を構成している。その数はおよそ37兆個。この数は昔は約60兆個と長らく信じられてきた。私を含め生物学者も気にせずそれを使ってきたのだが、最近になって改訂された。

vol.109 Y染色体

たとえば膵臓の組織を顕微鏡で覗くと花びら状に整列した細胞が見える。細胞の内部で一番目立つのは核と呼ばれる球形の区画だ。普通の顕微鏡、つまりレーウェンフックが作り出した顕微鏡に始まる光学顕微鏡では、残念ながら核の中に何があるかまでは見えない。核の中にはDNAが折り畳まれて格納されているのだが、顕微鏡で覗いただけでは、核の中は明るく白っぽく見えるだけである。

vol.107 おたくの旅路 ~フェルメールとの最初の出会い~

あらためて考えてみると、私は、たんに自分の好きなことをずっと好きであり続けただけに過ぎない。それは内向的な子どものおたく的な探究心というようなものでしかない。もの心ついたころには虫に夢中になっていた。図鑑で見た、青いカミキリムシを求めて野山をさまよった。

vol.101 好奇心のレンズ
レーウェンフック評伝

不思議な絵がある。17世紀も終わりを告げようとしていた1694年、オランダの科学者ニコラス・ハルトソーケルが描き出した精子の観察スケッチ。丸い頭部と長く尖った尾をもった精子。なんと丸い頭部の中には、子どものような小人が、ちょんと体育座りをして硬くちぢこまっている。

ゴミ、捨てんなよ!

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