ソトコト ソーシャル&エコ・マガジン

福岡伸一の生命浮遊

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vol.172 画期的な実験法

アリマキは植物の茎に取りついて、細い口吻を表皮に差し込み、巧みに栄養分を吸い取る。これは蚊がヒトから血を吸い取る行為と非常に似ている。闇雲に針を突き立てても血は吸えない。皮膚の下を流れる毛細血管に向けて、正確にしかもすばやく針を下ろさなければならない。深度も重要である。蚊は、温度や血流を感知することができる。

vol.171 アリマキの超絶技巧

蚊の話から、アリマキの話に戻りたい。アリマキとは透明に近い薄緑色をした身体に、細い手足が生えた微小昆虫である。形は人間の涙に似ているが、涙の粒よりずっと小さい。植物の茎などに集団でとりついている。アリマキは、季節のよいときは、メスがメスを産む。オスの力をまったく必要としない。

vol.170 蚊に刺されると、なぜかゆいのか

生物としての蚊の話を続けたい。蚊は、ヒトの祖先がこの世界に出現した数百万年前にはすでに存在していたので、ヒト以前には何を獲物にしていたのか不思議に思う向きもあるかもしれない。蚊はヒト以前、はるかの昔、恐竜時代(ジュラ紀・約1億5000万年前)にはすでに生息していた。その時代の化石に発見されることからわかる。

vol.169 蚊に学ぶテクノロジー

蚊がいやなのは、刺された後、猛烈にかゆくなるからだ。もしかゆくならないでさえいれば、虫好きの私としては、蚊に微量の献血をするくらいなんのことはないし、喜んで助けてあげたいくらいだ。実際、蚊が刺しているとき、つまり口吻を皮膚に刺し入れる瞬間は、刺激がほとんどないので感じないことが多い。

vol.168 アリマキ vs. 蚊

季節のよいときはなんらオスの力を借りることなく、メスがメスを次々と産み出すことによって増殖するアリマキ。このアリマキの生態を、もう少しつぶさに見てみることにしたい。アリマキは昆虫である。だから、6本脚。身体は極小のティアドロップ形。透きとおるような薄い緑色をしている。

ゴミ、捨てんなよ!

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