ソトコト ソーシャル&エコ・マガジン

福岡伸一の生命浮遊

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vol.175 免疫システムの記憶と教育

免疫系は、自己と非自己、つまり自分の細胞と外敵(病原細菌やウイルス)を巧みに見分け、外敵を攻撃し、無力化、排除するのに活躍する。そのとき免疫系が、敵味方の“見分け”の手がかりにしているのは外敵の表面を構成しているタンパク質の立体構造である。免疫系は自分自身の細胞の表面とは異なった立体構造を有するタンパク質(つまり異物)を発見すると、これを攻撃して排除するように働く。

vol.174 免疫系の働き

私たちの身体に備わっている免疫系は、外敵から身を守ってくれる最大の生命システムといえる。進化のプロセスで、魚が脊椎を獲得して以来、脊椎の内部で、免疫細胞をつくる仕組みが立ち上がった。だから背骨は体重を支えてくれる柱としてあるだけでなく、防衛の中核をも支えてくれている柱なのだ。

vol.170 蚊に刺されると、なぜかゆいのか

生物としての蚊の話を続けたい。蚊は、ヒトの祖先がこの世界に出現した数百万年前にはすでに存在していたので、ヒト以前には何を獲物にしていたのか不思議に思う向きもあるかもしれない。蚊はヒト以前、はるかの昔、恐竜時代(ジュラ紀・約1億5000万年前)にはすでに生息していた。その時代の化石に発見されることからわかる。

vol.137 存在場所が
存在意義を規定する

GP2(グリコプロテイン2型)遺伝子は、タンパク質としてのGP2の設計図である。GP2遺伝子にGP2タンパク質のアミノ酸配列が暗号化されていて、細胞内で、その暗号にしたがってアミノ酸が順次連結されていくと、GP2タンパク質が出来上がる。

vol.135 ガン治療の画期的な展望

私たちヒトは、受精卵から出発する多細胞生物。一個の細胞である受精卵は、どんな細胞にでもなりうる潜在能力を持った真の意味の万能細胞である。細胞分裂を繰り返し、増殖していくプロセスにおいて、徐々に細胞は個性を持つようになる。これを細胞の分化と呼ぶ。その仕組みについては前回触れたとおりである。

ゴミ、捨てんなよ!

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