ソトコト ソーシャル&エコ・マガジン

福岡伸一の生命浮遊

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vol.177 フェルメールの“音楽”を再現する

私は、ニューヨークのフリック・コレクション美術館の大階段前のホールにたたずんでいた。ここは私が初めてホンモノのフェルメール作品に出合った場所だ。いまから30年も前のこと。当時、フェルメールの名前こそ知っていたものの(昆虫オタクだった私は顕微鏡の歴史をたどるうちにオランダのデルフトという小さな街で、顕微鏡の始祖アントニ・レーウェンフックとフェルメールが同時期、ごく近接して暮らしていたことを知った)、実際の絵を見たことはなかった。

vol.176 「フェルメール『音楽と指紋の謎』展」

現在、東京・恵比寿の『恵比寿三越』で、私が監修した「フェルメール『音楽と指紋の謎』展」を開催中である。そこで今回はちょっと連載の趣向を変えて、この展覧会に至った経緯を開陳してみたい。いまから数年前のある天気のよい日、ニューヨークのフリック・コレクション美術館の廊下でフェルメールの「稽古の中断」を見ていた私は、はっと息を呑んだ。

vol.106 フェルメール・センターに込めた想い

2012年初め、私は銀座にある美術館を開いた。フェルメール・センター銀座。その場所で「フェルメール 光の王国展」と題した展覧会を開いた。17世紀の天才画家ヨハネス・フェルメール。現存する彼の全作品37点を一堂に集め、彼が描いた順番に並べたのだ。といってももちろん本物ではない。

vol.100 福岡伸一のレンズ1
顕微鏡

17世紀、光の天才画家ヨハネス・フェルメール。わたしはフェルメールの大ファンである。フェルメールおたくといってもよい。フェルメールの作品に魅せられて、世界各地の美術館を巡礼した。そして夢想した。この数々のフェルメール作品をすべて一堂に集めて、その前を行きつ戻りつしながら、フェルメールの全人生を追体験できるような空間が造れればどんなに素晴らしいことだろう、と。

ゴミ、捨てんなよ!

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