ソトコト ソーシャル&エコ・マガジン

福岡伸一の生命浮遊

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vol.173 免疫学研究の光と影

本庶佑にノーベル医学生理学賞授賞の報が飛び込んできた。ガンと免疫の関係については当コラムでも論じてきたが、本稿でもあらためて概観してみたい。このところ、わたしはいつもノーベル賞発表の季節になると大手新聞社の会議室に招集され、ネット中継でスウェーデン・カロリンスカの発表会場を見守ることになっている。

vol.161 マイケル・ヤング氏のノーベル賞

毎年10月の第1週は、ノーベル賞のシーズン。私は、解説要員として新聞社で待機していた。まじめに大学で研究に邁進していれば、あるいはもらう側になれたかもしれないが、生半可なモノ書きになってしまったせいで、もっぱら解説する側に回っている……というのは冗談として、昨年の大隅良典氏、一昨年の大村智氏、梶田隆章氏、その前年の赤崎勇氏、天野浩氏、中村修二氏など、このところ日本人が相次いで受賞しており(中村修二氏は受賞時、米国籍)、まるでオリンピックのメダル獲得ニュースに似た様相を呈している。

vol.160 ロックフェラー大学にて

私は現在、日米を行ったり来たりしながらの生活を送っている。米国の拠点は、ニューヨーク市にあるロックフェラー大学だ。かつて──もう30年近くも前のことだが──私はここでポスドク(ポスト・ドクトラル・フェロー)として研究修業を送っていた。日本語に訳すと「博士研究員」となるこのポジション、有り体に言うと“研究奴隷”、いや、雀の涙ほどのわずかな給金があるので、奴隷というのは言い過ぎだが、今の言葉でいうところのブラック企業の従業員。

vol.112 ロックフェラー再訪

今年の4月からしばし日本を離れ、米国ニューヨーク市に滞在している。サバティカル(研究休暇)制度を利用して、当地にあるロックフェラー大学に客員研究員として留学しているのだ。ロックフェラー大学は1901年創立。それまでドイツに先導権を握られていた基礎医学の研究のイニシアティブを米国に引き寄せるため、財閥・ロックフェラーの肝いりで設立された。

ゴミ、捨てんなよ!

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