ソトコト ソーシャル&エコ・マガジン

福岡伸一の生命浮遊

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vol.167 アリマキ的人生

アリマキという小さな生物がいる。紡錘形のゴマ粒ほどの大きさで、虫メガネでよく見ると細い脚が6本ついている。つまりアリマキは昆虫の一種。アブラムシとも呼ばれるが、もちろんゴキブリとは違う。前回、書いたようにアリマキは季節がよいあいだは単為生殖で増殖する。つまりメスの個体が、オスの力を借りることなく、どんどん子どもを産むのだ。子どもはすべてメス。

vol.72 ソメイヨシノ

桜の季節である。一斉に咲いた花は散り、まもなく青い若葉に覆われる。よく見ると街路樹の桜にも小さな赤いサクランボが実っていることに気づく。子どもの頃、私はこの堅くて小さなサクランボをたくさん集めた。そして土に植え、水をやり、芽が出るのを待った。しかしどんなに待っても桜の芽が出ることはなかった。その理由を知ったのはずっとあとになってからのことである。

ゴミ、捨てんなよ!

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