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サイレン

アワビ採りの時刻を知らせるためのサイレンは、おばあちゃんが毎回この木箱から流している。アワビ採りは3時間のみ行われる。浜にはいつになく、ぴりっとした心地のいい緊張感が漂う。

一斉に

広田半島の先端にある根岬港では、アワビ漁の季節を迎えていた。朝6時を知らせるサイレンと共に、小舟の漁師たちが一斉に動き出す。11月から年末にかけて、アワビ採りが許されるのはわずか数日。

根気

牡蠣の養殖は根気のいる仕事だ。育て上げるまでに2年近く、その間も手を抜くことなく作業が続けられる。作業場はまだプレハブだが、朝早く集まったお母さんたちが手際よく牡蠣を振り分けていく。

遊び場

「ねえ海行こ! 早く行こ!」とわずかに残された遊び場を走り回る。震災直後の陸前高田には、見渡す限りの瓦礫が積重なっていった。それから3年、市街地は片付けられたものの更地のままである。

念願

陸前高田市米崎町、脇ノ沢港。東日本大震災から2年経った2013年秋。牡蠣の滅菌施設が港の傍らに造られ、震災後初の念願の生食用殻付き牡蠣の出荷ができるようになった。

ゴミ、捨てんなよ!

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