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高齢者、特におばあちゃんに人気が高い街「巣鴨」。 駅前商店街にはアーケードが設置され雨の日も傘なしでぷらぷらできる。 昔ながらの表情を残すこの街で太陽光発電がスタートした。 長島 眞 巣鴨駅前商店街理事長
おばあちゃんの原宿、巣鴨。商店街には古くから続く店が多く並ぶ。夏になると、商店街の人々は打ち水を始める。暑い中来てくれるお客様への気遣いからだ。さらに、「雨の日でも買い物がしやすいように」との配慮から、71店舗が軒を連ねる巣鴨駅前商店街には1991年に三角屋根のアーケードが設置された。東側は約78 メートル、西側は約170メートルにも及ぶ。その設置の立役者が、巣鴨駅前商店街振興組合の理事長を務める長島眞さん。「行政本意では街の活性化はあり得ない」と奔走し実現。設置から17年。三角屋根のアーケードはすっかり巣鴨駅前のトレードマークとなっている。 4月12日、そのアーケードの上にソーラーパネル188枚を設置し、太陽光発電をスタートさせた。発電した電力で、夜間照明などに使う電力の一部をまかなう。しかし、この事業を成功させるのは、生半可なことではない。総工費は約1億7000万円のうち、7700万円を東京都が、3500万円を豊島区が負担し、残りの5800万円は商店街の自己負担金なのだ。 「もちろん、『そんな必要があるのか』『負担金が回収できるのか』という反対はありました。でも、安心な街、安全な街、明るい街。それを目指していかないと商店街は発展しません。商店街は生き物だから、何もしないままでは育たない。社会全体が地球環境に対して何らかの取り組みを始めている今、一商店街としても環境に対して前向きに取り組む必要があると思ったんです」 一番の説得材料は、長島さんが今まで積み上げてきた信頼が大きい。アーケードの設置や数々の商店街のイベント。巣鴨駅前商店街が活性化するために、何度も都庁に足を運んだり、プライベートな時間を削って準 備してきた。20年間作成し続けている組合員に毎月配る報告書は、バインダー7冊分にも上る。今回のソーラーパネルの設置も、一昨年から実現のための資 料を自ら集め、毎月の理事会報告で根気よく実施を呼びかけ続けた。「一軒が繁栄するのではなく、商店街全体が繁栄する」。商店街をひとつの家族として、愛情を持って日々活動する姿があったからこそ、最終的には組合員も「長島さんが言うならしょうがねぇな」と納得し、多くの人が負担金を出してくれた。 蓄電器を買うと維持費などがかかるため、ソーラーアーケードで発電された電力は電力会社に売っている。「銀行の振り込み口座名が巣鴨駅前商店街発電所っていうんですよ」と長島さんは嬉しそうに笑う。 「元を取るつもりは全然ないんですよ。商店街でも地球温暖化に対して、CO2削減のお手伝いができるんだから、みんなもやろうじゃないか、という一つ のアドバルーンのつもり。これで商店街が活性化すると思っています」 発電中の電力や月間の電力量を表示する案内板も設置。 「先日、小学生が『ほんとに電気ができてるんだな。おじさんすごいですね』って見てたんです。『帰ったら要らない電気は消して、節水しなきゃだめだよ』っていったら『はい』って帰ってった」 巣鴨はお年寄りだけでなく、地球にも優しい街として動き始めた。 http://www.sugamo-net.com/
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