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Interview Napoli Mandolin Orchestra ナポリ・マンドリン・オーケストラ 
オペラとナポリ、そしてマンドリン。イタリアにちなんだ“三題噺”のようなこの組み合わせをCD化してみせたのが、ナポリ・マンドリン・オーケストラ。リーダーのマウロが狙いを語ってくれた。 ただでさえ地元びいきが激しいイタリアにあって、ナポリっ子の郷土愛がまた格別に思えるのは、地中海とつながり深い独自の文化に寄せる、誇りが感じられるから。その名もナポリ・マンドリン・オーケストラの首席マンドリン奏者、マウロ・スクイッランテも例外ではなく、楽器の由来を語る言葉が、そのままナポリの歴史へとつながっていく。 「18世紀、ナポリ王国の二代目王妃がマンドリンを好んで以来、マンドリンはナポリとは切っても切れない楽器になった」なんて逸話が次々と登場するのだから、いや驚きます。 「マンドリンの起源自体、いにしえの時代まで遡るはずだけどね。形状からして中近東由来の楽器に間違いないし、独特のトレモロ奏法にもイスラムからの影響がうかがえる。王国時代には、下品だという理由でトレモロが禁じられてもいた。それを復権させたのが、1851年のイタリア統一を機に爆発的に流行した、マンドリン・クラブの活動だったんだ」 とはいえマウロ自身がマンドリンの魅力に目覚めた1980年代には、ナポリ独自の奏法を知る地元演奏家は、わずか3人にまで減っていたそうだ。 「うち1人は90歳だった(笑)。当時の僕は、ロックバンドでベースを弾いていた大学生。髪も今より大分多かった(笑)。それがある有名歌手のコンサートで伴奏を務めたマンドリンの音色を聞いて、雷に打たれたようになって」 数少ない先達に教えを請うかたわら、自身教える立場に立って、オーケストラを立ち上げるまでになったという。 「古い演奏スタイルを復刻するのが目的なわけじゃないんだけどね。オペラの名曲ばかりを取り上げた最新作『マンドリン・プレイズ・オペラ』でも、いかに新鮮な解釈を盛り込むかに腐心している。古臭いままでは、聞き手も若い演奏者もついてきてくれないから」 今や10代半ばのメンバーも数多く在籍するというのも、そうした姿勢のたまものだろう。次回作では、イタリアの映画音楽を取り上げる予定だそうだ。
ナポリ・マンドリン・オーケストラ 「マンドリン・プレイズ・オペラ」 リスペクトレコード RES-138 2500円
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