田中氏も呆れる「同一略称」問題から、「保守リベラル」という考え方、福知山線脱線事故5年まで!
伝説の流転企画「憂国呆談」がいよいよシーズン2に突入!帝国ホテルのコンファレンスルームに入るやいなや、「日本」という「同一略称」問題に触れた田中氏は、「呆れちゃうよね」と総務省の対応に思わず苦笑。呆談のネタが尽きることのないこの国は、いずこへ向かう?

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伝説の流転企画「憂国呆談」がいよいよシーズン2に突入!帝国ホテルのコンファレンスルームに入るやいなや、「日本」という「同一略称」問題に触れた田中氏は、「呆れちゃうよね」と総務省の対応に思わず苦笑。呆談のネタが尽きることのないこの国は、いずこへ向かう?
関西での対談がつづいている「憂国呆談」。今回は、京都。ホテルグランヴィア京都から、プラグイン・ハイブリッド車で世界文化遺産の上賀茂神社へドライブし、普段は入ることのできない本殿の間近で参拝をするというプランを田中・浅田両氏が体験したが、その前に、熱い議論が繰り広げられた。
トヨタ自動車のリコールについて、世論はさまざまだ。安全を最優先させたクルマづくりと信頼を取り戻してほしい、対応が遅かった、公聴会はアメリカの陰謀だ、などなど。ハイブリッドカー、さらには電気自動車へと移り変わろうとするクルマの革命期に起こった、世界を揺るがす社会問題について、田中氏と浅田氏が持論を交わした。
日本航空、普天間基地移設、八ッ場ダム建設中止など、問題解決に向けて迷走を続ける日本政府。思えば、「チェンジ!」を合言葉にドラスティックな改革を期待した昨年9月の興奮は、じりじりと下がる内閣支持率とともに次第に冷めつつある今日この頃だが、田中氏と浅田氏が再び政府に火を付けるべく、それぞれの持論を展開した。
今回の憂国呆談は、兵庫県尼崎市にある田中氏の事務所で行われた。来客用の白いテーブルに置かれた、刷り上がったばかりの『ソトコト』2月号に目を通しながら、田中氏が「さて、今日は何をテーマに話そうかな」と声をかける。そこで、太陽光エネルギーの特集に目を留めた浅田氏が、2009年12月にデンマークで開催されたCOP15(気候変動枠組条約第15回締約国会議)の話題をまずは俎上に載せた。
滋賀県のMIHO MUSEUMを訪れて、伊藤若冲の『象と鯨図屏風』を鑑賞し、アートの話題に花を咲かせた田中氏、浅田氏、ゲストの福岡氏。鼎談はやがて、ノーベル文学賞や国交省のダム建設中止問題へと向かい、最後は細胞の営みから人間の死へと至る。「人間到る処に青山あり」と語る分子生物学者・福岡氏ならではのユニークな死生観に、田中・浅田両氏も耳を傾けた。
奇想の絵師と呼ばれた江戸時代中期の画家・伊藤若冲の『象と鯨図屏風』。2008年、北陸地方のある旧家から発見され、美術界を騒然とさせた。その六曲一双の屏風図が、滋賀県・信楽にある『MIHO MUSEUM』に展示されているので「福岡さん、ご覧になりますか?」と浅田氏から連絡が入った。ゾウとクジラの描写が印象的なライアル・ワトソンの『エレファントム』を翻訳した福岡氏は喜び、田中氏とともに滋賀県へ向かい、屏風図の前で黙考した。
秋の京都。あいにくの雨ではあったが、京都造形芸術大学の「戦争と芸術Ⅳ」展では、横尾忠則の「戦後」や、学生たちが制作した「戦闘機プロジェクト」などを鑑賞し、京都国立近代美術館では、南アフリカ出身のウィリアム・ケントリッジの動くドローイング作品を熟読するように見入っていた両氏。館のフロアからは、平安神宮の大きな赤い鳥居が眺められ、田中康夫氏もご満悦の様子。以前に訪れた南アフリカの思い出から語り始めた。
帝国ホテルのコンファレンスルームに入ってきた浅田彰氏は開口一番、「おめでとうございます」と、田中康夫氏の衆議院選挙の勝利を笑顔で称えた。「いやぁ、充実した愉しい激戦だったよ」と、田中氏もはにかむように笑う。和やかなムードで対談は始まったが、新内閣成立と民主党政権の政策に話題が及ぶと、次第に熱を帯びていった。
東京都議選の結果も出て、与党と野党の形勢に誰もが注目する現在。それぞれにかわいくポップなエコバッグを提げ、田中・浅田両氏が合流。対談の始まりは、やはり解散総選挙と田中氏の兵庫8区からの衆院選出馬について。憂うべき政局はどちら方面に進むの?