SOTOKOTO Report Vol.11 +シェアのある、CUBEな家。

+シェアのある、CUBEな家。

上/ガーデニングを楽しむのはもちろん、夏の花火大会やお風呂上がりの夕涼みなど、SKY BALCONYでできることがたくさん。下/外から見るとコンパクトでシンプルなキューブ型。しかし建物の中に入ると、想像以上の広さのある空間に驚いてしまう。

家族が集まる空間。

 大分市の高台に建つこの家に暮らすのは、坂口さん一家。ご主人と奥さん、子ども2人の4人家族で、5歳、8歳になる子どもたちは2階に自分の部屋が持てたことが、とてもうれしそうだ。

 建物の凹凸をなくし、住まう人が使える空間を最大限に創出した「ZERO-CUBE」。住宅の基本性能を重視しながら1000万円台から建てることができ、若いファミリーでも理想的なマイホームを手に入れられるとあって人気を呼んでいる。

 家族4人がゆったりとくつろげるリビングに、子どもと並んで料理ができるキッチン。1階から2階、そして屋上へと続く階段を見上げることができる吹き抜けがあり、子どもたちが元気に階段を上り下りする姿がリビングのソファから見える。余計な出っ張りや、ムダなスペースがないため、家族が自然と集まってきてシェアできる空間になっている。

 引っ越して3か月が過ぎたところだが、坂口さん一家の暮らしはガラリと変わったという。「以前は休みの日にショッピングモールに出かけていましたが、今は子どもたちと一緒に工作して過ごす時間が増えました」と坂口さん。そしてお気に入りは、吹き抜けの途中にある大きな窓。「空しか見えないんですよ」と窓からの借景を楽しんでいる。

左から/こんもり丸く育つブッシュバジルを気に入った真理さんと都美ちゃん。「辛みのあるバジルですが、お皿に飾って香りを楽しむのに向いています」と諏訪さんのアドバイスに納得。/オレンジジュースにカラミンサを浮かべて香りを楽しむのも、ハーブの使い方のひとつ。/元気いっぱいの心軌君は、スイーツを食べて大満足の笑顔。/赤芽ソロという背の高い木から、観賞用の植物、ハーブなどを用意。高さの異なる植物を置くと目線が変わり、空間を広く演出できるそう。/紅茶にレモンバームを、お皿にブッシュバジルをプラス。華やかな気分でのティータイムに、家族の会話もはずむ。

第二のリビングルーム。

「+FUN」が選べるのも「ZERO-CUBE」の魅力。家族、友人と過ごせる時間を持つという自分らしい暮らしを、「+BOX」で和室を、「+SKY BALCONY」で広々とした屋上をプラスして実現させることができた。

 この「ZERO-CUBE」が魅力的なのは、「+FUN」という発想。シンプルな住まいをベースに、それぞれの家族に合ったライフスタイルをプラスすることができるのだ。人を家に招くのが好きな坂口さん家族は、1階に客間として使える和室とウッドデッキ「+BOX」をプラス。さらには、小高い場所に立つこの家から見える大分湾の景色が気に入って、屋上に「+SKY BALCONY」をプラスした。

 SKY BALCONYは、無限の使い方を秘めたスペース。グリーン・ガーデナー諏訪晴美さんのアドバイスで、レモンバーム、カラミンサなどのハーブ、鮮やかな色が美しいブラックパール(唐辛子)など鉢でも育つ植物を置いた。植物が大好きな都美ちゃんは水やりを楽しみ、走りまわって疲れた弟の心軌君はイスでひと休み。坂口さんご夫妻は、ハーブをジュースや紅茶に浮かべたり、お皿に飾ったりして、ティータイムを楽しんでいた。

 坂口さんは、夏休みにはここにテントを張って、子どもたちとミニキャンプを計画中。奥さんの真理さんも、小さなビニールプールを置いて子どもたちが自由に遊べる空間にしたいと考えている。まさに第二のリビングルームとして、家族と友達と楽しい時間をシェアする暮らし。坂口さん家族は、ここからたくさんの思い出を重ねていくはずだ。

左から/凹凸をなくした「ZERO-CUBE」の空間だからこそ、優れた採光性を発揮。大きな窓からは光がたっぷりと注ぎ込み、家全体に光がまわるため、照明に頼らなくても明るい。/「+BOX」に含まれるウッドデッキ。ウチとソトをつなぐ、コミュニケーションスペースとしても活躍してくれそう。/思いっきり遊んで、ゆっくり昼寝をしてと、家の中で過ごすのが大好きになる家。

諏訪晴美さん
すわ・はるみ●グリーン・ガーデナー、Atelier Yukiyanagi主宰。1児の母でもあり、健康で快適な生活のためのガーデニングがモットー。今年4月にオープンした東京・代々木上原の『代々木上原カフェ』に公園のようなイメージでグリーンを入れるなど、幅広く活躍している。

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