ソトコト ソーシャル&エコ・マガジン

福岡伸一の生命浮遊

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vol.139 消化管は生命の最前線

前の回で、私たちが、遺伝子GP2を求めて研究を進めたことに触れた。そのときのことをもう少し詳しく語ってみよう。新種の昆虫を発見し、それに命名、図鑑に記載したい、という少年の日の夢は果たすことができなかったが、代わりに細胞の森の中に分け入ってみると、そこに存在する遺伝子、タンパク質はほとんどが未知のものだった。

vol.125 クワシオコアと腸内細菌

アフリカの飢餓地域で見いだされた栄養失調症状クワシオコア。手足ががりがりにやせているにもかかわらず、お腹がぽっこりと膨れてくる。タンパク質が欠乏しているにもかかわらず、炭水化物の摂取が続くと体内の動的平衡が乱れ、肝臓が勘違いして脂肪を蓄えてしまうのだ。

vol.122 腸内細菌をさぐる

世界的な科学論文誌『サイエンス』は毎年末、その年の10大科学ニュースを発表する。2013年の科学ニュースとして、ガンの免疫治療、遺伝子工学の新技術CRISPR、脳内の可視化、再生医療、コンピューターによるワクチン設計など、さまざまな新機軸が並んでいた。

vol.93 肺の発明

空気中から直接、酸素を取り込む。肺の発明は、生物の進化のうちでも最大の発明の一つである。それまでは水中に溶け込んだわずかな酸素を利用するしか方法がなかった。水流から酸素を漉しとる。鰓(えら)呼吸。だから生物は長いあいだ水中から出ることができなかった。

ゴミ、捨てんなよ!

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