ソトコト ソーシャル&エコ・マガジン

福岡伸一の生命浮遊

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vol.138 新種の発見

今となっては考えられないことだが──つまりヒトゲノム計画が完成し、すべての遺伝情報がデータベース化されてしまった現在から見ると、ということだが──タンパク質、そしてその設計図である遺伝子(DNA情報)は、私が分子生物学の研究に入った当時の1980年代、ほとんど未知の領域に属していた。

vol.136 遺伝子の森に分け入る

ヒト・ゲノム計画が完成したのは2003年のこと。遺伝暗号の端から端までがすべて解読され、そこに載っている情報が全部、データベース化された。30億文字からなるヒトのDNA全体をゲノムと呼ぶが、これをすべて網羅的に解読してしまおうという計画に対しては、当初(1980年代の終わりから90年代初頭にかけて)内外の科学者自身からも懐疑的な批判がなされた。

vol.73 生きざまの多様性

上野にある国立科学博物館に出かけた。現在開催中の大哺乳類展のナイトツアーに参加するためである。私たちヒトはもちろん哺乳類だが、もっとも早く地球上に現れた哺乳類は小さなネズミのような動物だったと推定されている。いまから2億年以上も前のこと。彼らは、恐竜が我がもの顔に跋扈していたジュラ紀、白亜紀にも生きのび、恐竜に見つからないよう森の木陰に身を潜め、できるだけ目立たないよう夜活動していた。

ゴミ、捨てんなよ!

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