ソトコト ソーシャル&エコ・マガジン

福岡伸一の生命浮遊

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vol.133 腹痛と白血球

大昔のことである。当時、私は貧乏な研究学徒の卵。その夜も遅くまで下宿の狭い部屋で一人、論文を読んでいた。深夜も回っていたと思う。突然、右の脇腹がキリキリと痛み出した。肋骨の下、腰骨の上あたり。少し待てばおさまるかと思って我慢していたが、逆に痛みがどんどん増してきた。

vol.132 免疫力でがんに挑む1

19世紀末、米国の医師ウィリアム・コーリーは、がんの患者が、細菌に感染し高熱に苦しんだ後、しばらくするとがんが縮小していることに気づいた。がんと細菌は、本来は無関係のはずである。コーリーは、がん患者にあえて細菌を意図的に感染させることによってがんの治療をめざす実験を始めた。

vol.131 発がんとストレスの奇妙な関係

私たちの身体に備わっている免疫システムは、身体の中に発生した異常な細胞(その典型例はがん細胞である)を初期のうちに発見し、除去してくれる。私たちの身体は数十兆個の細胞からなっており、そのほとんどの細胞が常に更新されている。つまり古くなった細胞が死に、あるいは積極的に壊され、新たにできた細胞に入れ替わる。

vol.130 がんの転移と免疫

前回紹介した『ニューヨークでがんと生きる』の千葉敦子は、乳がんを患い、その後、繰り返し起こった転移・再発と闘い続け、彼女が終(つい)の生活の場として選んだ街・ニューヨークで、親しい友人たちに看取られながら旅立った。享年43という若さだった。

ゴミ、捨てんなよ!

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