ソトコト ソーシャル&エコ・マガジン

福岡伸一の生命浮遊

KEYWORDSで絞り込む

vol.108 カメラ・オブスクーラ

ヨハネス・フェルメールとアントニ・レーウェンフック。画家とアマチュア研究家。芸術家と科学者といってもよい。いずれもオランダ・デルフトの人。同い年、1632年生まれ。芸術の問いと科学の問いは本質的には同じところに行き着く。生命とは何か。世界の成り立ちはどのようなものか。

vol.107 おたくの旅路 ~フェルメールとの最初の出会い~

あらためて考えてみると、私は、たんに自分の好きなことをずっと好きであり続けただけに過ぎない。それは内向的な子どものおたく的な探究心というようなものでしかない。もの心ついたころには虫に夢中になっていた。図鑑で見た、青いカミキリムシを求めて野山をさまよった。

vol.106 フェルメール・センターに込めた想い

2012年初め、私は銀座にある美術館を開いた。フェルメール・センター銀座。その場所で「フェルメール 光の王国展」と題した展覧会を開いた。17世紀の天才画家ヨハネス・フェルメール。現存する彼の全作品37点を一堂に集め、彼が描いた順番に並べたのだ。といってももちろん本物ではない。

vol.105 レーウェンフックとフェルメールの交友関係

少年だったある日、私は両親に顕微鏡を買ってもらった。顕微鏡とはいうものの、今から考えるとそれはおもちゃに近いものだったと思う。百貨店などに売られている教育用の顕微鏡。それでも接眼レンズと異なる倍率の対物レンズを備えた顕微鏡は、数十倍から100倍の倍率を持っていた。

vol.103 ブールハーフェ博物館 ~レーウェンフックの顕微鏡~

アントニ・レーウェンフック、およびヨハネス・フェルメールのふるさとオランダ・デルフト市の北にライデンという小都市がある。日本では、シーボルトゆかりの都市として知られるライデン。ここはとても清潔で端正な街である。石畳の小道。運河を行き交う平船。釣り糸を垂らす老人。

vol.101 好奇心のレンズ
レーウェンフック評伝

不思議な絵がある。17世紀も終わりを告げようとしていた1694年、オランダの科学者ニコラス・ハルトソーケルが描き出した精子の観察スケッチ。丸い頭部と長く尖った尾をもった精子。なんと丸い頭部の中には、子どものような小人が、ちょんと体育座りをして硬くちぢこまっている。

vol.100 福岡伸一のレンズ1
顕微鏡

17世紀、光の天才画家ヨハネス・フェルメール。わたしはフェルメールの大ファンである。フェルメールおたくといってもよい。フェルメールの作品に魅せられて、世界各地の美術館を巡礼した。そして夢想した。この数々のフェルメール作品をすべて一堂に集めて、その前を行きつ戻りつしながら、フェルメールの全人生を追体験できるような空間が造れればどんなに素晴らしいことだろう、と。

ゴミ、捨てんなよ!

Copyright © KIRAKUSHA, Inc. ALL rights reserved.