ソトコト ソーシャル&エコ・マガジン

福岡伸一の生命浮遊

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vol.149 オートファジーは、
動的平衡を支えるしくみ

2016年のノーベル医学・生理学賞は、日本人研究者・大隅良典氏のオートファジー研究に対する貢献に対して授与された。今回は、これまでの本コラムのストーリーからちょっと離れて、この話題を論じてみたい。ここ数年来、次々と日本人がノーベル賞に輝くことが続いた(忘れっぽい人のために列記すると、12年は、iPS細胞の開発で、山中伸弥氏が医学・生理学賞、14年は、青色ダイオードの発明により、赤崎勇氏、天野浩氏、中村修二氏に物理学賞、15年は、寄生虫病薬の開発で、大村智氏に医学・生理学賞、ニュートリノ研究で、梶田隆章氏に物理学賞)ので、今回も大きなニュースになった。

vol.116 カハール・記憶・イシグロ

1906年、ノーベル賞委員会は、神経組織の解剖学的研究に寄与したことに対して、ゴルジとカハールにノーベル医学賞を同時に授与した。この分野の立役者ゴルジにとってノーベル賞の受賞はもちろんある意味で当然ではあったが、あとからこの分野に入ってきた──ゴルジからみると文字どおりの新参者だった──

vol.112 ロックフェラー再訪

今年の4月からしばし日本を離れ、米国ニューヨーク市に滞在している。サバティカル(研究休暇)制度を利用して、当地にあるロックフェラー大学に客員研究員として留学しているのだ。ロックフェラー大学は1901年創立。それまでドイツに先導権を握られていた基礎医学の研究のイニシアティブを米国に引き寄せるため、財閥・ロックフェラーの肝いりで設立された。

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