ソトコト ソーシャル&エコ・マガジン

福岡伸一の生命浮遊

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vol.107 おたくの旅路 ~フェルメールとの最初の出会い~

あらためて考えてみると、私は、たんに自分の好きなことをずっと好きであり続けただけに過ぎない。それは内向的な子どものおたく的な探究心というようなものでしかない。もの心ついたころには虫に夢中になっていた。図鑑で見た、青いカミキリムシを求めて野山をさまよった。

vol.105 レーウェンフックとフェルメールの交友関係

少年だったある日、私は両親に顕微鏡を買ってもらった。顕微鏡とはいうものの、今から考えるとそれはおもちゃに近いものだったと思う。百貨店などに売られている教育用の顕微鏡。それでも接眼レンズと異なる倍率の対物レンズを備えた顕微鏡は、数十倍から100倍の倍率を持っていた。

vol.104 シングルレンズの愛

アントニ・レーウェンフックは、自分の顕微鏡についての技術を注意深く秘密にしていた。噂を聞きつけて訪れる客をできるだけ避けていた。限られた見学者に対して自分の顕微鏡を見せることはあったが、わざと性能の劣る見せかけの顕微鏡を見せて、最高倍率を発揮するほんものの顕微鏡のほうは厳重に秘匿していた。

ゴミ、捨てんなよ!

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