ソトコト ソーシャル&エコ・マガジン

福岡伸一の生命浮遊

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vol.139 消化管は生命の最前線

前の回で、私たちが、遺伝子GP2を求めて研究を進めたことに触れた。そのときのことをもう少し詳しく語ってみよう。新種の昆虫を発見し、それに命名、図鑑に記載したい、という少年の日の夢は果たすことができなかったが、代わりに細胞の森の中に分け入ってみると、そこに存在する遺伝子、タンパク質はほとんどが未知のものだった。

vol.137 存在場所が
存在意義を規定する

GP2(グリコプロテイン2型)遺伝子は、タンパク質としてのGP2の設計図である。GP2遺伝子にGP2タンパク質のアミノ酸配列が暗号化されていて、細胞内で、その暗号にしたがってアミノ酸が順次連結されていくと、GP2タンパク質が出来上がる。

vol.136 遺伝子の森に分け入る

ヒト・ゲノム計画が完成したのは2003年のこと。遺伝暗号の端から端までがすべて解読され、そこに載っている情報が全部、データベース化された。30億文字からなるヒトのDNA全体をゲノムと呼ぶが、これをすべて網羅的に解読してしまおうという計画に対しては、当初(1980年代の終わりから90年代初頭にかけて)内外の科学者自身からも懐疑的な批判がなされた。

ゴミ、捨てんなよ!

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