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駒崎弘樹の日本の第三の道 教育に投資をしない日本という国。問題解決の糸口となるのは?

駒崎弘樹 こまざき・ひろき × 荻上チキ おぎうえ・ちき

駒崎: チキさんの、TBSラジオ『Session-22』をいつも聞いています。ポッドキャストでも聞ける。アーカイブがあるのもいいですよね。すごく大事なテーマをピックアップされていて、勉強になります。僕が以前やっていたJ-WAVEの『JAM THE WORLD』では『Session-22』まで、深堀りができなかった。『Session-22』を聞いていて「そうか、ラジオはこういうあり方があるんだ」って学ばせていただいています。毎回、その分野の人と議論できるのは、すごくいいですね。

荻上: ええ。毎回、家庭教師を受けてるって感じです。『SYNODOS(シノドス)』と、『Session-22』を合わせると、年間で延べ1000人以上の専門家と、何かのテーマについて話をしています。いろんな分野における“土地勘”を身に付けることができるように思いますね。

駒崎: 専門分野の土地勘ですか。社会問題のヒントも多そうですよね。

荻上: 現在はデフレ不況に人口形態等、ブレーキがかかりやすい社会なので、新陳代謝がうまくいかない部分はあるんだけど、研究や活動ベースでは、芽が出そうな手法や活動が生まれています。実際に、エビデンスに基づいた議論をする方が多く出てきていることを感じていて、励まされる毎日ですね。

駒崎: ラジオで取り上げる問題も、シリア問題から米大統領選、憲法問題、LGBT、貧困問題、教育問題といろいろありますよね。

荻上: 中東シリア問題や格差問題という、ビッグテーマに関しては、タイミング、各パワーバランスなどで、個人ではいかんともしがたい面はありますよね。とにかく、まずは学ぶしかない。しかし、ドメスティックでミクロなテーマに関しては、いろんな処方箋が社会にストックされつつあります。僕はメディアの側として、そうしたストックをリスナーにつなげていく役割を果たしていけばいいんだなと思いながら、仕事をしてます。

『Session-22』
「日本の新しい民主主義のためのプラットフォーム」を提唱するラジオ番組。メインパーソナリティをチキさんが務める。今年4月、ギャラクシー賞・ラジオ部門DJパーソナリティ賞を受賞した。
『SYNODOS(シノドス)』
チキさんが編集長を務めるウェブメディア。「アカデミック・ジャーナリズム」を掲げ、政治経済から情報、文化まで第一線で活躍する論者たちによる言論を発信している。

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