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3年に及んだこの長い連載も、すべての道がいつか転換点を迎えるように、今回で最終回となる。アフリカの大地で初めて開催されたFIFAワールドカップは、この7月で幕を閉じ、この連載も一定の役割を終えた。
歴史的な大会となったワールドカップは、たくさんの感動的な場面を与えてくれた。南アフリカ共和国の父ともいえるネルソン・マンデラ氏が、車いすに乗っての登場とはいえ、観衆に神聖な笑顔を見せ、熱狂的な歓声に手を振って応えていたことは、いつまでも心に残るできごとだ。
この連載の読者にもブブゼラを鳴らし、お別れを言うときが来た。南アフリカ、いや、アフリカが立ち上がり、地球規模の特大トーナメントの運営をやり遂げた。しかし、試合のほうでは、ガーナがほんのわずかな差で、準決勝進出を逃してしまった。
アフリカを象徴するような楽器となったブブゼラは、その不思議な音色とともに、一つの文化となって、世界に広まっている。私たちはそれを、テレビの映像を通して知ることができる。
先のツール・ド・フランスで、フランス国内を走るサイクリストに、ブブゼラの音で応援する人がいるのを観て、私は驚いた。そう、この日本でも、この夏のバーゲンセールで、ブブゼラが呼び込みに使われているのも聞いた。
そして、今、私が悲しいブブゼラの音を出す番だ。クワヘリ(さようなら)、また会いましょう! アフリカの風はサッカーだけでなく、どこにでも吹いている。
















![2012年2月号号 [特集]あたらしい自給自足](/u/magazine/201202_side.jpg)


